飛鳥新社 お気に入り
名著奇変
あらすじ
教科書に載る誰もが知る、日本の古典文学が現在に舞台を遷し、奇怪な物語として蘇る! 国民的ベストセラーが持つDNAを現代の小説家がさらに進化させた第一級のホラーミステリ。読書に馴染みのない方もぐいぐい一気に引き込まれる一冊。原作名著も併せて読むと2倍楽しめます。
<本書の収録作品>
●「SNSの中の手紙」 柊サナカ
Feat.葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』
●「影喰い」 奥野じゅん
Feat.谷崎潤一郎『陰翳礼賛』
●「Under the Cherry Tree」 相川英輔
Feat. 梶井基次郎『櫻の樹の下には』
●「カムパネルラの復讐」 明良悠生
Feat. 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
●「せりなを書け」 大林利江子
Feat. 太宰治『走れメロス』
●「山月奇譚」 山口優
Feat.中島敦『山月記』
著者紹介
●「SNSの中の手紙」
柊サナカ 1974年、香川県生まれ。日本語教師として7年間の海外勤務を経て、2013年『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉として『婚活島戦記』(宝島社)でデビュー。近著に「天国からの宅配便」シリーズ(双葉社)、『お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖』(PHP研究所)、『ひまわり公民館よろず相談所』(KADOKAWA)などがある。『人生写真館の奇跡』(宝島社)が世界各国(23カ国)で翻訳。2023年9月にはイタリア語版が発売早々重版、2024年には英語版も出版された。
●「影喰い」
奥野じゅん 神奈川県川崎市出身。3/28生まれ。2020年、第6回角川文庫キャラクター小説大賞優秀賞を受賞し、翌年デビュー。著作に「江戸落語奇譚」シリーズ(KADOKAWA)、「午前二時不動産の謎解き内覧」(小学館)、ボイスドラマ「八日後、君も消えるんだね」などがある。
●「Under the Cherry Tree」
相川英輔 1977年生まれ。2013年坊ちゃん文学賞佳作、15年福岡市文学賞小説部門を受賞。著書に『黄金蝶を追って』(竹書房)、『ハンナのいない10月は』(河出書房新社)、『雲を離れた月』(書肆侃侃房)、『ハミングバード』『ハイキング』(惑星と口笛ブックス)など。「小説すばる」での連作短編(「さかさまの洗面器」「瑞獣と祈り」等)をはじめ、「スピン」「小説新潮」など文芸誌掲載も多数。多数の短編SF作品が欧米で翻訳されて話題となっており、現在英訳された作品は10作、中国語訳された作品は1作。
●「カムパネルラの復讐」
明良悠生 本作がデビュー作となる。
●「せりなを書け」
大林利江子 第2回TBS連ドラ・シナリオ大賞グランプリ受賞を機に、脚本家デビュー。テレビ、ネットフリックスでの脚本担当作品は多数。第23回函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリを受賞した『副音声』を小説化し(河出書房新社)、小説家デビュー。また、最近の脚本作品は、フジテレビ「ギークス〜警察署の変人たち〜」、読売テレビ「彼女たちの犯罪」など。
●「山月奇譚」
山口優 1981年生まれ。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修了。現在、研究職。2009年、『シンギュラリティ・コンクェスト』で第11回日本SF新人賞を受賞しデビュー。2011年には『アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-』が第7回BOX-AiR新人賞を受賞、アニメ化。2022年『星霊の艦隊』シリーズを刊行。
| シリーズ名 | --- |
|---|---|
| 発行年月 | 2023年6月 |
| 本体価格 | ¥1,100 |
| サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
| ページ数 | 240ページ |
| 内カラーページ数 | --- |
| ISBNコード | 9784864109574 |
| ジャンル | 文芸・文庫 > 日本文学 |
| 映像化・ メディアミックス実績 |
なし |




