実業之日本社 お気に入り
永遠猫の祝福
あらすじ
「生きるのに、誰かの許可なんて必要ない」
――400年を生きる猫が導く、令和最愛のおとぎ話。
人の間に生き、なによりも深く人を愛した猫は、今日も誰かの心に「生きる意味」を問う……。
愛情への渇望に揺れる、母と二人暮らしの中学生・景奈がある日出会ったのは、尻尾の長い、ベージュと黒のマーブル模様の猫だった。
エルと名乗る「彼」は、舐めて瞬時に傷を癒やし、人語を操る不思議な力を持っていた。
「私はもう四〇〇年 生きている」
なぜか老いもせず、病に倒れることもなく。
永遠にも似た時間を生きるエルが、母や友との向き合い方に悩む景奈に問いかけた言葉とは――。
「彼」は、ほかにも様々な事情を抱えた人々と時間を共にする。
仕事も人間関係もすべてが嫌になり自死を考えるアラサー会社員男性、
父親の死を看取れなかったことを後悔し続ける50代の豆腐屋2代目男性、
病を患い余命宣告を受ける心優しい80代女性……。
これは巡る季節の中、傷つき迷える人々にそっと寄り添い、希望の光を灯す奇跡の猫の物語。
作家デビュー10周年記念!
ドラマ化ヒット『さよならの向う側』の著者が贈る、渾身の書き下ろし最高傑作!
どう生きるのか、そして、どう死ぬのか――。
「奇跡の猫」が、人々の生と死に寄り添い、生き方と死に方、生き様と死に様について、大切なことを教えてくれる物語。
ヒューマニズムの名手・清水晴木が贈る、後世に残したい感涙ファンタジー!
著者紹介
千葉県出身。2011 年函館港イルミナシオン映画祭第15 回シナリオ大賞で最終選考に残る。2015 年、『海の見える花屋フルールの事件記~秋山瑠璃は恋をしない~』(TO 文庫)で長編小説デビュー。以来、千葉が舞台の小説を書き続ける。2021 年刊行の『さよならの向う側』(マイクロマガジン社)が大ヒットし、翌年秋には日本テレビにてドラマ化。以降シリーズ化され現在第4巻刊行。その他近著に『分岐駅まほろし』(実業之日本社)、『風と共に咲きぬ』(KADOKAWA)、BSフジにて映像化&舞台化された『17歳のビオトープ』(幻冬舎)、『天国映画館』(中央公論新社)……など。また、児童書も手掛け、『トクベツキューカ、はじめました!』(岩崎書店)が 第72回産経児童出版文化賞《ニッポン放送賞》を受賞。
| シリーズ名 | --- |
|---|---|
| 発行年月 | 2025年8月 |
| 本体価格 | ¥1,700 |
| サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
| ページ数 | 264ページ |
| 内カラーページ数 | --- |
| ISBNコード | 9784408538853 |
| ジャンル | 文芸・文庫 > 文芸・文庫全般 |
| 映像化・ メディアミックス実績 |
なし |




