あらすじ

〈ビジネス教養としてもおさえておきたい〉〈なぜ「侘び寂び」には世界中から関心が寄せられるのか？〉

日本人ならおさえておきたい、普遍性のある教養のひとつとして、日本文化の真髄である「侘び寂び」の概念をテーマに、主に茶道との関わりについて触れながらわかりやすく解説します。外国人からも関心が高い「侘び寂び」の本質そして勘どころは、不完全、非対称に美を見出すこと、また不足を愉しむことにあり。アップル創業者スティーブ・ジョブズも惹かれたその精神性と、そこに連なる禅思想などについて、海外事情に精通した心理学者・茶道家の著者ならではの視点から伝えます。

著者紹介

1955年、大阪府高槻市生まれ。1980年、東京大学文学部社会心理学専修課程卒。大学院を経て、1990年、東京大学社会学博士。1989年より東洋英和女学院大学に奉職。現在、教授として社会心理学を教える。1993-94年、オレゴン大学フルブライト助教授。（旧）通産省顧問、原子力安全委員会専門委員、内閣府原子力委員会専門委員、文部科学省政策評価有識者会議委員など歴任。2001年よりNLP（神経言語プログラミング）の研修をロバート・ディルツのもとで受け始め、プラクティショナー、マスター・プラクティショナー、トレーナーを順に取得し、2019年に最高位のマスター・トレーナーの称号を得た。企業の組織コンプライアンスの測定と役員研修に携わる。茶名「宗心」。1996年より「淡交」に連載。裏千家淡交会巡回講師。裏千家学園茶道専門学校理事。2015年、第13回茶道文化貢献賞受賞。著書に『社会心理学ショートショート』（新曜社）、『上達の法則』（ＰＨＰ新書）、『一億人の茶道教養講座』『一億人の茶道講座 心を耕す』『茶道を深める』『心理学者の茶道発見』（淡交社）、『茶道バイリンガル事典』（大修館書店）など。