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心臓に針を
佐伯 琴子
あらすじ
聖母マリアの名を冠した医院を経営し、慈善活動でも注目される美容外科医の深淵貴夜には、封印した過去があった。最愛の人に裏切られ、救いの手を差し伸べる人には喰いものにされ、絶望の淵にあったとき、「ずっとあんたを想ってた」と、彼女の過去を知る男が現れる。暗闇から這い上がろうと愛を葬るとき、彼女の中で善と悪が反転する――世間からこぼれ落ちていかざるを得ない人たちの生を、誰もが陥るかもしれない悪を通して描き出す。死の意味とは?人間の剥き出しの欲望を描ききった『狂歌』で第10回日経小説大賞を受賞した著者の最新作。
著者紹介
大分県日田市生まれ。福岡市在住。2018年「狂歌」で第10回日経小説大賞を受賞してデビュー。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2021年2月 |
本体価格 | --- |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 288ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784532171575 |
ジャンル | 文芸・文庫 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |