株式会社東京創元社 お気に入り
暗闇にレンズ
髙山 羽根子
あらすじ
第163回芥川龍之介賞受賞者・高山羽根子がおくる渾身の書下ろし長編
高校生の「わたし」は親友の「彼女」と監視カメラだらけの街を歩き、携帯端末の小さなレンズをかざして世界を切り取る。かつて「わたし」の母や、祖母や、曾祖母たちがしてきたのと同じように。そうして切り取られた世界の一部は、あるときには教育や娯楽のために、またあるときには兵器として戦争や紛争、弾圧のために用いられた――映画と映像にまつわる壮大な偽史と、時代に翻弄されつつもレンズをのぞき続けた“一族”の物語。
著者紹介
1975年富山県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒。2010年、「うどん キツネつきの」で第1回創元SF短編賞佳作となる。14年、同作を標題とした短編集『うどん キツネつきの』(東京創元社)で書籍デビュー。同書は第36回日本SF大賞最終候補に選出された。16年、「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞を受賞。19年「居た場所」で第160回芥川賞候補、「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」で第161回芥川賞候補。20年「首里の馬」で第163回芥川龍之介賞を受賞。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2020年9月 |
本体価格 | ¥1,700 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 356ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784488028121 |
ジャンル | 文芸・文庫 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |