あらすじ

ジャングルでのんびり暮らしているナマケモノ。一日中、のんびりぶらぶら、ゆったりの毎日。ある日、突然始まった、動物たちの「いちばんくらべ」に巻き込まれて!? 競争に夢中になる森の動物たちとは真逆ののんびりや、ナマケモノは、なにもしないでもあるレースの一等賞になります。だれかと比べて優っていることを確かめるのは、大事な場合もあるでしょう。でも、行きすぎるのはどうでしょうか。それぞれの違いを尊重することの大切さを子どもたちにも親にも感じてもらいたい絵本です。

270 x 222 mm

著者紹介

絵本作家・版画家。大阪府生まれ、東京在住。
イタリア・フィレンツェの工房にて版画技術を学ぶ。以後、絵本、書籍の装画・挿絵、実用書執筆など、多岐にわたって活躍中。2003年、2005年、2006年とイタリア・ボローニャ国際絵本原画展にて入選。本書『まっくらなよるのムー』は、2006年の入選作。フランス、イタリア、台湾などの海外出版に加え、国内でも絵本『ヤマネのナノのぼうけん』（岩崎書店）、実用書『つくろう！　あそぼう！　かたちともよう』『つくろう！　あそぼう！　ひかりとかげ』（ともに玉川大学出版部）。最新刊に『ナマケモノだから』（イマジネイション・プラス）がある。