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人魚の石
あらすじ
小さい刻の愉しい記憶をもう一度味わうために、私は誰もいない寺に帰ってきた。私が池で見つけたのは、真っ白な自称人魚の男『うお太郎』。人魚にも見えないが、人間とも思えない不思議な生物だった。うお太郎は「この寺の周辺には奇妙な石が埋っており、私にはそれを見つける力がある。石には記憶を忘れさせたり、幽霊を閉じ込めたりする力が宿っている。早く見つけろ」と言うのだが……。
著者紹介
1982年大阪府生まれ。オークランド工科大学卒業。2006年第4回ビーケーワン怪談大賞で「薫糖」が佳作となり、『てのひら怪談』に掌編が収録される。2008年『生き屏風』で、第15回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。小説のほか、同じ小説家でもあり夫でもある芥川賞作家・円城塔との共著『読書で離婚を考えた。』がある。
シリーズ名 | 徳間文庫 |
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発行年月 | 2020年3月 |
本体価格 | ¥759 |
サイズ・版型 | 文庫(105×148) |
ページ数 | 306ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784198945466 |
ジャンル | 文芸・文庫 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |