株式会社東京創元社 お気に入り
わたしたちの怪獣
久永実木彦
あらすじ
わたしは踏みつぶされるかもしれない。ミサイルに焼かれるかもしれない。それでいい。一番の怪獣は、わたしなのだから――。
高校生のつかさが家に帰ると、妹が父を殺していた。テレビからは東京湾に怪獣が出現したというニュースが流れている。つかさは妹を守るため、父の死体を棄てに東京に行くことを思いつく──「わたしたちの怪獣」(第43回日本SF大賞ノミネート作品)
伝説的な“Z級”映画の上映中、街にゾンビが出現。一癖も二癖もある観客たちは映画館内に籠城しようとするが――「『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』を観ながら」ほか、時間移動者の絶望を描く「びびび・びっぴぴ」、吸血鬼と孤独な女子高生の物語「夜の安らぎ」の全四編を収録。
『七十四秒の旋律と孤独』の著者が描きだす、現実と地続きの異界。
著者紹介
東京都出身。2017年、「七十四秒の旋律と孤独」で第8回創元SF短編賞を受賞。19年より、株式会社RRJによる朗読音源配信サイトのWebラジオ〈読んで実木彦〉にてパーソナリティをつとめる。愛妻家で愛猫家。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2023年5月 |
本体価格 | ¥1,800 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 298ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 978-4-488-01850-4 |
ジャンル | 文芸・文庫 > SF |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |