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悟りから祈りへ
あらすじ
本書は、カトリックのシスターであり日本文学研究者でもある鈴木秀子さんと、礼拝行(五体投地)を実践すると共に「坐禅断食」を提唱・指導する禅僧野口法蔵さんによる共著本です。本書のテーマは、宗教・宗派の違いを超えた〈祈り〉のありようを明らかにしようとするものです。宗教遍歴の後、厳しい修行(礼拝行)を実践していた野口さんは、鈴木さんとの出会いにより、「修行とは他者の幸せを願うこと=祈ること」と気づいたと言われます。「他者の幸せを願う」という意味での「祈り」について、鈴木さんと野口さんの論述から浮き彫りにします。対談本でなく、各節を分担執筆しているため、お二人それぞれの論旨をゆっくり追いながら読むことができる一冊です。
著者紹介
1932年(昭和7年)静岡県生まれ。近代日本文学研究者、カトリック(聖心会)のシスター。聖心女子大学卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。聖心女子大学教授を経て現在、聖心女子大学キリスト教文化研究所研究員。著書は多数あり、当社既刊に『幸せに気づく時間』(2007年)がある。/1959年(昭和34)石川県生まれ。千代田工科芸術学院卒業。新聞社勤務を経て北インドのチベット仏教僧院にて出家、スリランカ・インドでの修行遍歴の後、帰国して臨済宗妙心寺派にて出家得度。五体投地(礼拝行)を実践し、坐禅断食会を主宰する。著書は多数あり、当社既刊に『チベット仏教の真実』(2009年)がある。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2021年4月 |
本体価格 | ¥1,500 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 240ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784333028474 |
ジャンル | 人文・教養・教育 > 文化・宗教 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |