あらすじ

五歳で失明した本間一夫さん。本の朗読を聞くのが大好きだった彼は、点字と出合い、「盲人に読書の喜びを伝えたい」と決意します。戦争や差別という苦境に負けず、国内最大の点字図書館を創立するまでの激動の人生を追います。

著者紹介

埼玉県在住。『さらば、猫の手』（岩崎書店）にて第30回児童文芸新人賞を受賞。ノンフィクション物語に『マタギに育てられたクマ』『花粉症のない未来のために』(佼成出版社)、『知里幸恵物語』（ＰＨＰ研究所）、『私が今日も、泳ぐ理由』『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)など。創作物語に、『ミクロ家出の夜に』（国土社）、『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)、『となりの猫又ジュリ』(国土社)など。
読書会や絵本読み語りボランティアを３０年近く継続中。