フレーベル館 お気に入り
わたしたちの帽子
あらすじ
10歳のサキは、自宅の改装の期間中の一か月間だけ、階段や廊下が奇妙につながった古いビルに住むことになった。そのビルの部屋の古い箪笥の中にあった様々なきれが縫い合わさった帽子が気に入ったサキが、ビルの中で偶然出会ったのは、同じような帽子をかぶった育ちゃんという、格好が少し変わっていて、昔話に出てくるような女の子。友達になった2人は、ビルのあちこちを探検します。そんなある日、ビルの中の画廊で出会った、70年前にこのビルに短期間だけ住んでいたというおばあさんが、当時このビルで出会った女の子の名前も「育ちゃん」だったときいたサキは「育ちゃんは実在ではないのかも」とショックを受けます。ところが・・・帽子が鍵となって、過去・現在・未来が溶け合った物語。 「第36回赤い鳥文学賞」「第55回小学館児童出版文化賞」受賞作。
著者紹介
北海道函館市生まれ、札幌市在住。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)・『いたずらおばあさん』(フレーベル館)にて第18回路傍の石幼少年文学賞、『十一月の扉』(リブリオ出版、現在は福音館書店より発行)で第47回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、『おともださにナリマ小』(フレーベル館)で第53回産経児童出版文化賞、第1回JBBY賞、『わたし、パリにいったの』(のら書店)にて第59回野間児童文芸賞受賞。
本書は第36回赤い鳥文学賞、第55回小学館児童出版文化賞受賞。
近年の作品に、長編『黄色い夏の日』(福音館書店)、絵童話『ピースケのいえで』(童心社)などがある。/東京都生まれ、チェコ共和国プラハ市在住。『あめふらし』(パロル舎、現在は偕成社より発行)で2003年ブラチスラバ世界絵本原画展にてグランプリを受賞。『マーシャと白い鳥』(偕成社)にて第11回日本絵本賞大賞、『もりのおとぶくろ』(のら書店)にて第58回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、『川まつりの夜』(フレーベル館)にて産経児童出版文化賞を受賞する。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2024年1月 |
本体価格 | ¥1,600 |
サイズ・版型 | A5判(148×210) |
ページ数 | 216ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784577052471 |
ジャンル | 児童書 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |