東京創元社 お気に入り
深淵のテレパス
あらすじ
選考委員大絶賛の創元ホラー長編賞受賞作
『このホラーがすごい! 2025年版』(宝島社)の国内編第1位
ベストホラー2024国内部門第1位
あなたが、呼ばれています。
あなたには、その声を聞くことができません。
私は、暗い水の底にいます。
暗く、危険な場所で、あなたを待っています。
私は、姿かたちを変えて、あなたの前に現れる。
とても、醜い姿で。
恐ろしい私の姿を見たあなたは、
正気を保っていられなくなるかもしれません。
私は、そうなることを狙っています。
……あたなに伝えておきます。
それが、私にできる唯一のことだからです。
光を、絶やさないでください。
(『ある女子学生の怪談』より抜粋)
「変な怪談を聞きに行きませんか?」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントで、とある怪談を聞いた日を境に高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。暗闇から響く湿り気のある異音、ドブ川のような異臭、足跡の形をした汚水――あの時聞いた”変な怪談”をなぞるかのような現象に追い詰められたカレンは、藁にもすがる思いで「あしや超常現象調査」の二人組に助けを求めるが……選考委員絶賛、創元ホラー長編賞受賞作。
著者紹介
上條 一輝
1992年長野県生まれ。早稲田大学卒。現在は会社員の傍ら、webメディア〈オモコロ〉にて加味條名義でライターとして活動している。『深淵のテレパス』(応募時タイトル「パラ・サイコ」)で創元ホラー長編賞を受賞しデビュー。
| シリーズ名 | --- |
|---|---|
| 発行年月 | 2024年8月 |
| 本体価格 | ¥1,500 |
| サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
| ページ数 | 256ページ |
| 内カラーページ数 | --- |
| ISBNコード | 9784488029081 |
| ジャンル | 文芸・文庫 > その他 |
| 映像化・ メディアミックス実績 |
なし |




