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部下のポテンシャルに疑問を持ったら読む本
あらすじ
「少し問題あり」の人材が、仕事ができる!は本当だった。
6.6万人超のデータが浮き彫りにした
高業績人財たちに秘められたパワーの源泉。
多くの職場に、協調を拒み、ケンカ腰で、揉め事を起こす人がいる。自分勝手な都合を優先し仕事を途中で放棄し後始末に困る人。自分が特別扱いされないと不機嫌になる人。嘘で問題を隠蔽する人。出世のために平気で周りを蹴落とす人。部下の気持ちを考えず限界まで追い込む上司……。経営学や心理学においては、こうした社会で望ましいとされるものとは逆方向の行動を「反社会的行動」という。
第二部の著者が開発した 、人と組織の「適合性」を数値化するアセスメントツール「MARCOPOLO」による40万人超のプロファイリングを通じて浮かび上がった仮説が、「高業績者には、一見『問題』と言われるような側面を強く持つ者が多い」というものだ。
本書は、こうした最新の成果をもとに、高業績人財と反社会性の関係性の理解に基づく人材育成・人事施策への活用の可能性を説くもの。誰もが持ちうる反社会性と向社会性の両面のうち、向社会的に働くものを「ダーク・パワー」と定義し、その根幹をなし人間に存在する強いエネルギーを持つ力であるダーク・トライアドについて、いかにすれば向社会性への行動変換をもたらし、強力なプラスのエネルギーとして発現する高業績人財、次世代リーダーに変えていくことができるか、科学的人材育成の基礎概念と実践手法を、企業事例も紹介しながら解説する。
著者紹介
名古屋大学経済学部経営学科准教授博士(工学)。
1999年、慶應義塾大学総合政策学部卒。東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻博士課程修了。
株式会社レイル 代表取締役社長
1961年生まれ。1992年レイルを創業。元ソニーの人事戦略部統括部長・中田研一郎氏らと「人と組織の適合度」を数値化するアセスメントツール「MARCOPOLO」を開発。個々の個性と才能を見抜き企業との適切なマッチングをすることで、企業業績アップの手助けをしている。現在までのコンサル先・関与先は、大手飲料メーカー、大手生保、大手IT企業、ソフト開発企業など約350社。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2024年6月 |
本体価格 | ¥2,000 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 256ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784296119974 |
ジャンル | ビジネス > ビジネス・経営・自己啓発 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |