あらすじ

第51回泉鏡花文学賞、第45回野間文芸新人賞ダブル受賞作！
ハンガリーの病院で左手の移植手術を受けたアサト。だが麻酔から醒めると、繋がっていたのは見知らぬ白人の手で――。自らの身体を、そして国を奪われることの意味を問う。

著者紹介

1981年京都府生まれ。2021年、「塩の道」で第七回林芙美子文学賞を受賞。23年、『植物少女』で第36回三島由紀夫賞を受賞。現役の医師でもある。