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臣女
あらすじ
日本の権威ある恋愛文学賞受賞作!
書評家、絶賛!
・身長5メートルの妻を介護する夫を通し、人の弱みと痛みを描いた、異色の恋愛小説
・ホラーなのか、恋愛なのか、結末の読み解き方によって変わる秀逸のラスト
・血肉や汚物まみれの奇想天外な介護小説が、最終章で命がけのラブストーリーへと転じる展開が素晴らしい
・ハードな描写にくじけなかった読者だけが味わえる夫婦の感動を是非
・介護小説として超一級品であり、読後しばらく動けなるほどの衝撃を受けた
・日本人の誰もが直面するだろう明日の真実が本書には描かれている
・人間とは何かという根源的な問いが浮かび上がる。確かな衝撃が心に残る傑作だ
●あらすじ
夫の浮気を知った妻は身体が巨大化していった。絶望感と罪悪感に苛まれながら、夫は異形のものと化していく妻を世間の目から隠して懸命に介護する。しかし、大量の食料を必要とし、大量の排泄を続ける妻の存在はいつしか隠しきれなくなり、夫はひとつの決断を迫られることに——。恋愛小説に風穴を空ける作品との評を得た怪作。
著者紹介
吉村萬壱
1961年、愛媛県松山市生まれ、大阪府枚方市育ち。京都教育大学卒業後、東京、大阪の高校、支援学校教諭を務めた後、専業作家に。2001年「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞を受賞しデビュー。2003年「ハリガネムシ」で第129回芥川賞、2016年『臣女』で第22回島清恋愛文学賞受賞。近年は小説のほか、初のコミック『流しの下のうーちゃん』やエッセイ集『生きていくうえで、かけがえのないこと』、『うつぼのひとりごと』も発表。ほかの著書に『バースト・ゾーン』『ボラード病』『虚ろまんてぃっく』『回遊人』など。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2016年9月 |
本体価格 | ¥650 |
サイズ・版型 | 文庫(105×148) |
ページ数 | 336ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784198941499 |
ジャンル | 文芸・文庫 > 文芸・文庫全般 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |