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屍者の帝国
伊藤 計劃/円城 塔
あらすじ
19世紀末――かつてフランケンシュタイン博士が生み出した、死体より新たな生命「屍者」を生み出す技術は、博士の死後、密かに流出、全ヨーロッパに拡散し、屍者たちが最新技術として日常の労働から戦場にまで普及した世界を迎えていた。後にシャーロック・ホームズの盟友となる男、卒業を間近に控えたロンドン大学の医学生ジョン・H・ワトソンは、有能さをかわれて政府の諜報機関に勧誘されエージェントとなり、ある極秘指令が下される。世界はどこへ向かうのか? 生命とは何か? 人の意識とは何か?若きワトソンの冒険が、いま始まる。
著者紹介
伊藤 計劃 (イトウ ケイカク)
1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。
円城 塔 (エンジョウ トウ)
1972年札幌市生れ。東京大学大学院博士課程修了。2007年、「オブ・ザ・ベースボール」でデビュー。「道化師の蝶」で芥川賞、『Self-Reference ENGINE』でディック記念賞特別賞を受賞。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2012年8月 |
本体価格 | ¥1,800 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 464ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784309021263 |
ジャンル | 文芸・文庫 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
あり (アニメ映画、マンガ) |